小児耳鼻科(子どもの耳・鼻・のど)
「耳が痛い」「鼻がずっとつまっている」「テレビの音を大きくする」——お子さんのそのサインを見逃さないでください。武蔵浦和耳鼻咽喉科では、乳幼児から中学生まで、子どもの耳・鼻・のどに特有の疾患を専門的に診療しています。さいたま市南区・武蔵浦和エリアでお子さんの症状が気になる方は、お気軽にご相談ください。
小児耳鼻科(子どもの耳・鼻・のど)とは
小児耳鼻科とは、乳幼児から中学生までの子どもに多い耳・鼻・のどの疾患を専門的に診る診療分野です。代表的な疾患には急性中耳炎・滲出性中耳炎・副鼻腔炎(蓄膿症)・扁桃炎・アデノイド肥大・アレルギー性鼻炎などがあります。
子どもは大人と比較して耳管(鼻と耳をつなぐ管)が短く角度が浅いため、細菌やウイルスが中耳に侵入しやすい解剖学的特性があります。また、免疫機能が発達途上であることから、症状が繰り返しやすく、適切な治療をしないと難聴や言語発達への影響につながることがあります。武蔵浦和耳鼻咽喉科では、お子さんの年齢・体格・症状の経過に合わせた診療を行っています。
こんな症状はありませんか?
- 耳が痛い、耳を頻繁に触る(乳幼児は機嫌が悪くなる場合も)
- 聞こえにくい、呼んでも振り向かない、テレビの音量を上げる
- 耳から液体が出ている(耳だれ)
- 鼻水が1〜2週間以上続いている、色が黄色・緑色になってきた
- 鼻がいつも詰まっている、口で呼吸している
- 寝ているときにいびきをかく、無呼吸のように見える
- のどが痛い、38度以上の熱が続く、飲み込みにくそうにしている
- 風邪を引くたびに中耳炎になる、同じ症状を繰り返す
原因・発症のメカニズム
急性中耳炎・滲出性中耳炎
上気道炎(風邪)をきっかけに鼻腔の細菌・ウイルスが耳管を通って中耳に達することで起こります。子どもの耳管は成人(約3.5cm)より短く水平に近いため感染が広がりやすく、集団保育(保育園・幼稚園)での反復感染もリスクを高めます。急性中耳炎が不完全に治癒すると、中耳腔に液体が残る滲出性中耳炎に移行することがあり、痛みがなく聴力低下だけが続く点が特徴です。
副鼻腔炎(蓄膿症)
細菌やウイルスによる上気道炎に続いて、副鼻腔(鼻の周囲の空洞)に炎症が波及します。子どもの副鼻腔は発育途上のため構造的に排膿しにくく、感染が長引く傾向があります。アレルギー性鼻炎がある場合は慢性化しやすいため注意が必要です。
アデノイド肥大・扁桃炎
アデノイド(咽頭扁桃)は鼻の奥にあるリンパ組織で、幼児期〜学童期に肥大しやすく、鼻づまり・いびき・口呼吸・滲出性中耳炎の原因となることがあります。口蓋扁桃の反復炎症(扁桃炎)は溶血性連鎖球菌などの細菌感染が主な原因で、年齢とともに免疫が成熟すると頻度が下がる場合があります。
アレルギー性鼻炎
スギ・ヒノキなどの花粉やハウスダスト・ダニに対するアレルギー反応によって、くしゃみ・水様性鼻水・鼻づまりが生じます。近年は低年齢化が進み、さいたま市でも小学生以下での発症が増加しています。
当院での診察・治療方針
Step 1|問診・視診
症状の経緯・発熱の有無・保育園・幼稚園への通園状況・アレルギー歴などを確認します。乳幼児でも安心して受診いただけるよう、スタッフがやさしく声かけしながら診察を進めます。
Step 2|耳内視鏡・鼻内視鏡検査
高精度な内視鏡カメラで鼓膜・鼻腔内を直接確認します。鼓膜の発赤・膨隆・穿孔の有無、中耳腔の液体貯留などを映像で確認しながら診断します。必要に応じて聴力検査(ティンパノメトリー)を行い、滲出性中耳炎の程度を客観的に評価します。
Step 3|診断・治療
診断に基づき、以下の治療を組み合わせて行います。
- 耳処置・鼓膜切開:中耳炎の膿や液体を排出し、症状を早期に軽減します。
- 鼻処置・吸引:蓄積した鼻汁を丁寧に吸引し、副鼻腔炎・中耳炎の悪化を防ぎます。
- ネブライザー療法:霧状の薬液を鼻・のどに届け、炎症を効率的に鎮めます。
- 内服・点鼻薬処方:抗菌薬・抗アレルギー薬・消炎薬などを症状に合わせて処方します。
- 舌下免疫療法(スギ・ダニ):アレルギー性鼻炎の根本的な体質改善を目指す治療法です。5歳以上から対応しています。
Step 4|経過観察・再診
中耳炎や副鼻腔炎は症状が消えても完全に治癒していないことがあるため、定期的な通院による経過確認が重要です。特に滲出性中耳炎は無症状で進行することがあり、聴力への影響を防ぐために継続的なフォローアップを行います。
よくあるご質問
子どもが耳を痛がっています。中耳炎でしょうか?
耳の痛みは急性中耳炎の代表的な症状です。発熱・耳だれを伴う場合は特に受診をおすすめします。鼓膜を直接観察して診断しますので、まず耳鼻咽喉科にご来院ください。
中耳炎は何度も繰り返すものですか?
子どもは耳管が短く水平に近いため、細菌・ウイルスが中耳に届きやすく再発しやすい特徴があります。繰り返す場合は滲出性中耳炎への移行がないか定期的な経過観察が重要です。
子どもの鼻づまりが続いています。耳鼻科に行くべきですか?
慢性的な鼻づまりはアレルギー性鼻炎・副鼻腔炎・アデノイド肥大が原因のことがあります。口呼吸やいびきを伴う場合は早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
聞こえにくいと言われました。滲出性中耳炎とはどんな病気ですか?
滲出性中耳炎は鼓膜の内側(中耳)に液体が貯まり、痛みなく聴力が低下する病気です。学習・言語発達に影響することがあるため、早期発見・定期的な通院が大切です。
扁桃炎を繰り返しています。手術が必要ですか?
年に4〜5回以上の扁桃炎を繰り返す場合や、扁桃肥大による呼吸・嚥下障害がある場合は手術(扁桃摘出術)を検討することがあります。まず専門医に状態を評価してもらうことが先決です。